不動産と関係なくて恐縮ですが、連日吉本興業に係るニュースがひっきりなしに
放送されています。お家騒動に発展して、問題を起こした芸人に加え、経営陣に
対する不満を口にした芸人の動向について注目が集まっています。
しかし、これらの情報は本質的にはどうでもいい話で、本当は吉本興業と反社会
勢力との関係が話の中心であるべきです。入江という芸人が立ち上げた会社であ
る「入江コネクション」が本当は吉本興業にとってどのような位置づけであり、
吉本興業が暴力団（あるいは暴力団に準ずる組織の）「密接交際者」であるのか
という議論は、全く地上波で取り上げられていません。
密接交際者として認定されると、公共事業の受注が出来ないなど、様々な制約が
課されることから、吉本興業はこの件を恐れているはずで、社長の会見は、この
問題が露呈しないよう弁護士と打ち合わせたものであったはずです。
（※その会見に対して、違った角度から批判しても何の意味もないと思います。）
相変わらず、地上波のテレビを見ていても問題の本質は何もわからない状況です
が、逆にYoutubeでこの問題に鋭く切り込んでいる専門家のコメントは非常に
勉強になりました。メディアとしての価値は、明らかにTVが劣っていると感じ
ます。（厳密にはネット系のオンライン番組をYoutubeで見ています。）
昔、資産運用会社に勤務している時代、吉本興業の株式は反社会勢力との関係が
懸念されていたこともあり、ファンドでの取得が不可能でした。昔は反社会勢力
との関係も緊密だったのではと思いますが、最近は大御所を引退させるなど、
この問題に対しての企業努力を感じます。
吉本興業には、本当にタレントのある芸人が多く所属しており、非常に魅力的な
会社だと思います。この問題を克服し、更なる発展を期待しています。
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