大手米系の投資ファンドの日本参入が相次いでいます。セコイヤやカーライルといった
ファンドは、世界的にみても超一流の米系ファンドで、これらが続々と日本市場への
参入を表明しています。(実際には投資額の積み増しや、チームメンバーの増強等)
つまり、本気で取り組むといった意味合いの強い感じです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60787900V20C20A6MM8000/
長年、日本は他のアジアの成長市場の後塵を拝してきた感がありましたが、ここにきて、
ようやく日本市場にも投資妙味が増してきたのかもしれません。米中の対立が鮮明に
なる中で、戦略的にも日本に対する期待が高まっていることも、参入の背景にある気が
します。
カーライルの参入の背景にはコロナ禍で業績が厳しくなり、通常であれば外資の資金を
必要としないような会社に投資できるようになることを意味していると思います。日産
が良い例ですが、技術があって従業員のモラルの高い日本企業は、経営陣が変われば
息を吹き返す可能性が高いのです。
短期的にはコロナで苦しい状態が続きますが、中期的に日本経済・企業が活力を取戻す
ことを期待しつつ、目の前の仕事に全力で向かって行こうと思います。
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