先日は埼玉の調整区域にある物件調査に行ってきました。土地は広いのですが、
調整区域に建てられる建物は制限が厳しく、仲介業者として誤った情報を伝え
て契約を成立させてしまうと大変なことになってしまいます。
先日、知り合いの会社で調整区域の評価を間違え、銀行審査も不運が重なって
通ってしまい(アルヒの審査)、大問題になった案件を見ました。同案件は
訴訟沙汰になっていますが、関係者の中には自己破産に追い込まれた人もいる
など、大変な事態になっています。
日本は人口減少が進むことから、基本的に市街化は今後抑制されていく方向に
政策が進められています。以前は使うことの出来た特例も、期限が切れて使え
無い等、様々な問題が想定されます。買主様とはこの点をしっかり調整して、
売主様にとっても安全な取引に仕上る必要があります。
案の定、埼玉の土地を調べたところ、建物の建替えには様々なハードルがある
事が判明しました。敷日内には違法に立っている建物、或いは建物に準ずる
ような工作物もあり、売却を進める上での論点整理が容易ではありません。
引続き、市役所の担当者、売主様・買主様の利害を調整し、双方が納得する
形で取引を成立させられればと思います。
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