埼玉県のさいたま市緑区三室という地域の土地売却の相談を受けています。
以前より売却の相談を受けており保留となっていた案件です。対象物件の
周辺では大手建売が販売した形跡があり、駅から徒歩圏外ではあるものの、
一定の需要はあると感じさせる地域です。
実際に大手建売業者に値段を打診すると、以前口頭で示された買取金額から
更に急落、およそ40%近くも低い数字を示されて驚いてしまいました。
広く業者に声を掛ければ、この大手業者から示された価格を超えることは
出来ると思いますが、買取相場が予想以上に厳しいことを確認する事が出来
ました。
コロナショック以前からのことですが、日本は人口減少が進むので、首都圏
であっても需要が全く見込めない土地は価格の下落が進むと言われています。
コロナショック以降の不動産市場は、建売のマーケットでは1-2割下がった
という感覚はありましたが、4割減という数字を見て、立地の厳しい不動産
のリスクについて改めて思い知らされました。
コロナが収束したとしても、我々は今後コロナや他のウイルスと付き合って
生きていく生活様式に代わっていくかもしれません。以前より経済活動が
縮小する可能性が高く、不動産価格も立地が厳しい場所は今後回復するとい
う保証はどこにもありません。引き続き、お客様の利益を最大化するために
も、本物件をどのようにすべきか、最善の提案が出来るよう勉強を続けよう
と思います。
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