休日中に色々な記事に目を通していましたが、ウォーレンバフェットが航空株を
全て売却したニュースが衝撃的でした。これと決めた株を中長期で持ち続ける事
で成功してきたバフェット氏が、従来はお気に入りであった航空株を全て売って
しまったことから、コロナ後の世界が以前とは違うものになる事を意識してしま
いました。
コロナ後の変化が不動産市場に与える影響についても、様々な見方があります。
ホテルや商業施設の運営が厳しくなることは誰もが想像つくでしょうが、不動産
市場の中で大きな割合を占めるオフィスマーケットが今後どうなっていいくのか、
個人的には非常に興味があります。
CBREという外資系最大手の不動産会社は、テレワークがオフィス市場に与える
影響は限定的と分析していますが、この見方については意見が分かれています。
好立地の綺麗なオフィスは採用に重要との意見もありますが、個人的に綺麗な
オフィスへ勤務する事は、最初の数カ月だけ気分がよく、その後は休暇やその他
の福利厚生の方が大切に感じられました。
NewsPickというサービスの記事でCBREの記事を読みましたが、コメントして
いる多くの知識人は、そろってCBREのポジショントークであり、オフィス市場
の大幅調整は避けられないといった見方をしているのが非常に印象的です。
バフェットが航空株を売ったことは、リモートワークの今後の発達とも関連が
あると思います。世界の人々がより飛行機に乗らず、長時間の通勤をせず、自宅
により長く滞在するライフスタイルに変化することにより、どの様な業態が育ち、
また淘汰されていくのか、興味深く観察して、お客様の不動産運営に役立たせら
れればと思います。
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