先日、私たちが手がけた借地権の売買取引が終わりました。
この取引は通常の借地権売買より特殊で複雑で緻密なものであり、その裏にはさまざまな工程や課題が隠れていました。
今回は、その一端をお伝えしながら、私たちの強みと仕事への取り組みに焦点を当てていきたいと思います。
借地権とは？
借地権とは、簡単に言うと、他人の土地をお金を払って借り、その上に建物を建てるための権利です。この権利には大きく分けて、地上権と土地の賃借権の二つがあります。地上権では、建物を土地所有者の許可なしに売ったり貸したりできますが、これは地主に不利なため、あまり一般的ではありません。通常、「借地権」と言うときは、土地を借りる賃借権のことを指します。
借地権は、建物を建てるために土地を借りることを意味しますが、駐車場や資材置き場のように建物の所有を目的としない場合は含まれません。
1992年（平成4年）に新しい「借地借家法」が施行されました。この新法には、普通借地権と定期借地権の二つのタイプがあり、定期借地権の中にはさらにいくつかの種類があります。新法は1992年以降に結ばれた契約に適用され、それ以前の契約には旧法が適用されます。
また、借地権は土地所有者の同意があれば、売買や譲渡が可能です。
借地権と借地権が存在する土地の半分を等価交換へ
今回の案件では、土地の一部を等価で交換し、その後入手した土地を売却しました。
初めて聞くと複雑で難しい取引に思えるかもしれませんが、私たちはこのような複雑な取引も成功させることができました。
この土地にはアパートが建っており、入居者の退去交渉、建物の残置物処分、解体作業などが必要でした。
等価交換に伴って測量や分筆、地積公正登記もありました。
さらに、2人の借地権者がおり、彼らの意見を調整することも求められました。
1人の借地権者は弁護士を雇い、その弁護士との交渉も行いました。
それはそれは、大変な時間と労力を必要としました。
弊社の強みとは
私たちの強みは、こうした複雑で困難な案件にも果敢に取り組めることにあります。
他の大手不動産仲介会社と異なり、即座な結果を求められることがないため、じっくりと時間をかけて問題に向き合うことができます。
達成感と充実感
取引が終了した今、私たちは時間と手間をかけた甲斐があったと感じています。
クライアントと協力し、難題をクリアするプロセスで得られる達成感や充実感は、これまでの仕事において大きな励みとなりました。
最後に
今後も、私たちは複雑で難解な案件に真摯に向き合い、コツコツと問題解決に努めてまいります。
これからもお客様の期待に応え、信頼を積み重ねながら、更なる成長を遂げていく覚悟です。
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今日もありがとうございました。
皆さまにとって幸せな1日でありますように
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