不動産売却サイトの運営会社である、リビンテクノロジーの営業担当者とお会いする
機会を頂きました。プロダクトについて情熱的に説明してくれ、商品の詳細に加えて
業界の情報にも触れることが出来ました。
最近、電車内の広告で、大手不動産6社が一括査定サイトを運営しているのが気に
なっていたので、その件について担当者に聞いてみると、やはり元々同社のサービス
を使用していた大手が、同社を通すよりは大手の寡占で運営した方が良いということ
で始めたサービスであるようでした。
同社の運営するリビンマッチを使用すると、首都圏のケースでは査定サイトに登録
された物件を一件あたり1万円程度で紹介してくれます。但し、そういった紹介物件
は他の不動産会社にも紹介されており、合計6社と競争して物件売却の権利を勝ち
取らないといけないのです。
(※また、売主が売却サイトとは全く関係ない方法や業者を通して売却する可能性
もあります。)
6社で査定をすると、中には売却金額には程遠い高い査定額を提示し、とりあえず
専任媒介契約を結んでしまう業者もいます。その業者は、専任媒介契約を結んだ
後に、少しずつ値段を下げて行って売却を成立させようと計画するのです。
査定サイトの有効性については非常に懐疑的ですが、一方で同社の業績は順調で
あるように見えました。弊社グループ全体として考えたときに、首都圏よりも、
グループ会社の日本マウントが強みとする、首都圏近郊の別荘案件等があれば、
同社のサービスを使うメリットがあると感じました。
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