基本的に融資が難しいと言われているレオパレスの物件を売却すべく、とある
業者と融資審査を進めていました。この業者は金融機関との強いパイプがあり、
レオパレス物件の建物に係る資料も充実していたことから、融資が通る可能性
は十分あると予想していました。
レオパレスは、建築基準法上問題のある、界壁のない物件をたくさん建てて
いますが、これらは監督官庁から指導が入り、是正の工事を進めています。
メディアでは他の問題点も指摘されていますが、現在の是正工事は界壁の部分
に限られていると思います。(あとは、外壁工事を行うこともあるようです。)
弊社の取扱い物件も界壁の問題を抱えていましたが、この界壁の箇所を修正し、
工事に係る詳細な資料も発行して頂きました。また、長年物件のメンテを怠っ
てきたことが理由なのかは定かではありませんが、外壁工事もして頂き、同
工事に係る報告書も発行されています。
今回、案件を一緒に進めていた業者はこれだけ資料が充実していれば、融資は
通るだろうと判断していたのですが、結果はいずれの金融機関でも不可でした。
スルガ銀行の不正融資やレオパレスの建築基準法違反問題が露呈してから一定
の期間が過ぎていますが、事態はまだまだ収束する局面に無いのかも知れま
せん。
お客様には申し訳ない結果となっていしまいましたが、事実を正確に伝え、
今後の計画について打ち合わせていこうと思います。
コメント