金融情報媒体の最大手Bloombergでは、ソフトバンクの非上場化が報じられています。(憶測記事)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-13/QGM4MCT0G1KZ01
最近のリスクの高いオプション取引が物議をかもしていましたが、非上場化してこの様な指摘を受け
ることなく、上場株式の取引を活発にすることが目的だと思います。
結局のところ、巨大な資金を集めて世界中のユニコーンに投資しようとしたところ、あまり良い結果
が出なかったということになります。その中で、米Fortressを買収するなど、少しずつ純投資会社と
しての色彩を強めてきましたが、最近のWeWork投資の失敗や、ARMの売却を見て、未上場株への
投資からも足を抜きつつあると誰もが感じていると思います。
ソフトバンクはただの投資会社ではなく、それこそ投資銀行が激しく取引を行うスタイルの投資会社
に変貌すると思うと、それはそれで非常に面白いと思います。この分野では常に欧米金融機関の後塵
を拝していましたが、日本初のアグレッシブな世界的投資会社が生まれるのを期待したいと思います。
それにしても、これだけの規模でこの様な業態変化を瞬時に決めてしまう孫正義という人は、本当に
凡人では測りかねる才能・胆力を備えているものだと改めて感じました。(投資会社になることが
上手く行くか行かないかは別として。)
ハイテク業界について詳しく知っている孫さんだからこそ出来るトレーディングというのは、確実に
存在すると思います。また、日本の中小企業には、ハイテク製品の部材などのニッチ市場で世界の
シェアの大半を握っている優良な中小企業が山ほどあります。
今後、ソフトバンクがどの様な投資会社に変身するのか、引続きニュースに注目しようと思います。
コメント