都心の不動産は価格上昇してきた感がありますが、首都圏といえども、場所によっては
全く価格上昇がなかったような地域があります。
神奈川のとあるバス便の物件の価格査定をしているのですが、レインズの履歴によると、
過去7年程度で価格は殆ど横ばいでした。
マスコミの報道などで価格が上がったと思っているお客様が多く、価格が全く上がって
いないことを知りがっかりされるケースが多いです。しかし、こういった地域ほど、
周りに空き家が多く、生産緑地も周辺に拡がっているなど、将来的な価格下落リスクは
大きいと感じます。
駅徒歩圏外の物件であっても、まとまった土地であれば建売メーカーが取得します。
弊社でも昨年、この様な案件の多くを建売メーカーに売却しました。土地が広ければ、
立地としての魅力にやや欠けたとしても、自社で区割りをした際に沢山建物を建てて、
利益を増やすことが出来るので、建売業者も少々無理をしてでも取り組みたい案件に
なる場合があります。
今後、不動産は立地や条件の良いモノでも横ばいと言われています。郊外の纏まった
土地は一刻も早く売却を進めるべきだと強く感じます。
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