3月6日みずほ銀行は2019年3月期の純利益予想を従来の5700億円から、
800億円に下方修正しました。
ATM障害をよく引き起こす印象がありますが、今回の下方修正の一因で
ある「有価証券ポートフォリオ再構築」で1800億円の損失を計上とあり
ますが、これはデリバティブ取引での損失と言われています。
銀行は異次元の金融緩和により、日本国債の利回りが実質ゼロになって
しまったことなどから、健全な有価証券での運用が困難になってしまい
ました。
この収益面での低下を補うために、リスク・リターンの高い、証券取引
を増加させていたのですが、この度の決算で1800億円もの損失を出して
しまいました。
他の銀行でも同じような動きをしていることは明白で、今後、市場取引
に係る損失の発表が相次ぐと思われます。また、それだけ銀行の収益
環境が厳しいことの裏付けであり、今まで緩和気味であった不動産に
対する融資姿勢も、今後は厳しくなる一方なのではないかと感じざるを
得ません。
お客様には、安全な物件な増やすよう、所有不動産の入れ替えを推奨
して行こうと思います。
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