株式会社TATERU(旧インベスターズ・クラウド)は、融資資料改ざん等の影響から
株価が暴落しました。今年4月3日に付けた最高値が2,549円なので、本日引け値の
301円はピーク時の11.8%!に相当します。(株価がピーク時から約9割下落)
同社の株式は、優良投資信託として有名な、「ひふみ投信」に大量に組み込まれて
いたことでも知られています。
ITと不動産の融合をRe-Tech(リテック)としばしば表現しますが、同社はReTech
関連企業としても注目を集めていました。従って、日本を代表するRe-Tech企業が、
これでもかという程、投資家、顧客、取引先を裏切る結果となってしまったのです。
ReTech企業に求めることは、ITを駆使して不動産売買ニーズを迅速にマッチさせる
ことだと思うのですが、同社は融資資料を改ざんしたうえで、西京銀行と不適切?!
な資本関係もあり、業績好調の裏にはReTechはほぼ関係なかったという評価になって
しまったのではないでしょうか。(問題発覚後は業績に急ブレーキ)
同社は、特別調査委員会による調査報告書を発行していますが、そもそもReTechが
理由で業績が好調でなかったとするならば、業績の回復は非常に厳しいと思われます。
よく、こういったアパート投資を謡う公告に、「資産●億円を達成」といった文句を
見かけますが、資産が増えても意味がありません。資産から負債を引いた、純資産が
自分のお金になるのですから、資産●億円達成!といったまやかしの宣伝文句に騙さ
れてはいけないと思います。
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