久しぶりにJ-REITの市場を見てみました。イメージは、今後業績悪化が予想される
ホテル、レジャー系、地方創生系、小規模物件といった資産が投資対象の銘柄は、
投資口価格が軟調な様でした。(インヴィンシブル投資法人の分配金利回は9.41%
です。)
一方で、優良レジデンス、オフィス、物流施設(先進的物流施設)に投資している
リートの投資口価格は比較的堅調で、金融危機の際の資金の逃避先として一定の
評価を受けている感があります。ラサールロジポート投資法人の利回は3.74%、
GLP投資法人の利回は3.96%です。今の水準は投資対象としても魅力的と思います。
私は今後運営が厳しくなる一棟マンション・アパート経営を無理にするよりは、
リートに投資した方がよいと強く感じます。(但し、アパート経営ではレバレッジ
を使うことが出来ますが。)現金の買主はリートの購入を考えてもよいのかも知れ
ません。
金融危機の際も、優良な金融資産は下落の度合いが軽微にとどまります。逆に、
相対的に厳しい条件の金融資産(不動産を含める)は価値が大幅に下落します。
弊社の顧客にも、今後大きく値を下げる可能性のある広大な土地を持っている
お客様が多数いらっしゃいます。早期の売却に向けて最善を尽くそうと思います。
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