昨日、ニューヨークのダウは1000ドル以上の値上がりとなりましたが、本日の日経平均
は米国株式市場の上昇が嘘のように小幅な上昇にとどまっています。投資家の多くが、
コロナウイルス問題終息にはもう少し時間がかかることや、日本の景気後退リスクを恐
れていると感じます。
(※基本的に、日経平均は米国株式市場が上がった分だけ上がります。)
株式市場も大きく調整する場合は、より競争力のない市場や企業からお金が抜けていき
ます。日本の株式市場は、かつてはアジア市場では別格の存在でしたが、今では他の
アジアの一国として扱われるケースが多いです。
(※自然と、外資系証券会社も日本に拠点を置かなくなります。)
すると、米国が上がっても日本株が上がれなくなり(投資家は株式を持つのであれば、
米国株式等に絞り、日本からは資金を引き揚げる。)、日本株市場の中ではマザーズ等
の新興市場の株価が相対的に厳しくなります。
株式市場と同様に、不動産市場でも価格の調整が起こる場合は、相対的に競争力の無い
物件からお金が抜けていきます。(※評価が厳しくなり価格が下がる。)弊社では以前
より、相対的に競争力に劣る物件は売却を推奨してきました。競争力が劣る物件の特徴
としては、駅からの距離がある、地形が悪い、建物が古いといった物件です。
競争力の劣る物件を保有されているお客様は非常に多いので、この様なトレンドも含め
て不動産市場の動向についてお伝えできればと思います。
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