不動産経済研究所より5月の首都圏新築マンション市場動向が発表されました。トレンドは変わらず、新築マンション市場は減速が続いています。他のブログでも取り上げられていましたが、「即日完売物件」がゼロで、この結果は日経によると比較可能な1990年以降で初めてとのことです。
//www.nikkei.com/article/DGXLASFL14HFC_U8A610C1000000/
即日完売戸数には裏があります。実際には発売の数ヶ月前からモデルルームで案内をすることにより見込み客を確保し、申し込みを受けた時点(契約ではなく)で売れたとカウントでき、一棟全ての住戸を売り出すのではなく数期に分けて小出しに売り出すことにより販売戸数を調整できるからです。
上記のような、不動産市場が好調であると見せたい努力をしたにもかかわらず、即日完売戸数がゼロだったわけです。2016年には首都圏の新築マンションの流通戸数が中古マンション市場の流通戸数を下回りました。この傾向は今後も拡大していくと思われます。
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