一年超にわたり取り組んできた高津区の建売用地の取引が、先日決済を迎えました。
退去交渉に加え、越境、境界確定、解体などでも問題が発生し、本当に多くの課題を
克服しての決済でした。
これらの問題を解決するために相手との交渉が必要になりますが、中には無理難題を
言ってくる方もいらっしゃいます。現実的な提案であれば受け入れられるのですが、
余りにも困難な条件であると、残念ながら弁護士を使って裁判をすることになり、
喜ぶのは弁護士先生のみという結果になってしまいます。
これらの交渉をどのように進めたらいいのか常に考えいますが、やはり相手ともめ
ないことが大切であると強く感じています。
人は本当にそれぞれ違った考えを持っていて、時には合理的な説得が関係ない場合も
あります。相手の感情などにも配慮しつつ、合理的な提案が出来なければ、相手との
交渉はスムーズに進みません。
交渉はこじらせてはならないということは、士業の先生の皆様も大体同意見の様です。
退去交渉であれ、越境問題解消であれ、境界確定であれ、建物解体であれ、基本的には
同じ事だと思います。これらの業務は基本的には弊社から外注した士業の役割ですが、
本件に関しては、交渉の難易度が高かったこともあり、多くを自社で対応しました。
交渉事ひとつが本当に不動産取引の成否を分けることにつながるので、交渉の際は
常に上記を頭の片隅に置き、相手様の言うことに謙虚に耳を傾けて行こうと思います。
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