昨日、不動産の決済の際に、買主業者と今後の不動産市場について意見交換を
しました。同社は上場企業で首都圏の建売業者の中では有名な会社です。最近
では、建売に限らずアパート用地の仕入れにも進出しており、ニッチ市場に
積極的に取り組んでいます。
コロナショック以降、首都圏においても土地の買取価格が一斉に下がりました
が、今後は以前の水準に戻すのか聞いてみたところ、今後の回復も限定的な
水準にとどまるとのことでした。
コロナショック前より、消費増税等で景気が冷え込む兆候は見え始めており、
建売市場における景気の山は2018年頃であっただろうとの認識でした。従っ
て、今後も不動産市場がV字回復することはありえず、従来通りの厳しい買取
金額を維持するとのことです。(一方で首都圏でも買取価格が上がっている
地域もある様でした。)
個人的にもコロナショックは長く尾を引くと考えています。日本では非常事態
宣言が解除されましたが、海外ではまだまだ収束に至っていない国・地域が
多くあります。自然と海外との人・モノの流れはまだまだ活性化しないと考え
られます。日本国内においても、コロナに対するワクチンが準備されていない
状況では、多くの産業で消費が低調な状態が続くと思われます。
これらの考え方は100%正しいとは限りませんが、一つの目安として、常に
意識しながら今後の事業の在り方について考えて行きたいと思います。
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