レオパレス社の違法建築物件に対するプレスリリースに目を通してみました。
最近のリリース内容によると、下記の通り違法建築物件の修繕工事が進んで
いないことが分かります。
・明らかな不備棟数:13,611
・改修工事着手棟数:6,886
・改修工事完了棟数:1,003
昨年7月の発表では、工事完了時期は当初2019年夏前をしていたが、2020年
6月に後倒しになったという事でした。従って、レオパレス社は後ろ倒しに
修正された予定である2020年6月までに改修工事を完了させるという約束を、
また大幅に遅らせることになります。
コロナの影響もあるのでしょうが、それだけでは説明がつかない程、工事の
進捗は遅れている印象です。
建築違反が発覚してから長い月日が流れていますが、問題解決には気の遠く
なるような時間がかかる様に思えてなりません。
現在、弊社でもレオパレス物件の売却を請け負っていますが、上記の明らか
な不備棟数に分類されていない物件です。レオパレス社でこの様に判断した
ところで、いざ売却となると融資が下りないだの、適正価格から大幅割引に
なるだの、オーナー様には大変な負担がのしかかることになります。
レオパレス社には他の業務に優先して、改修工事と明らかな不備物件以外の
物件に対する補償にも迅速に取り組んで頂きたいと思います。
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