先日、駐車場として使われている土地を建売業者に売却しました。駐車場として
使われているので道路付けが良い土地で、買主様も喜ばれていました。
今後は住宅を建てることになりますが、決済日までに駐車場を借りている賃借人
との契約と、駐車場管理会社との管理委託契約を解除する必要があります。
賃借人との契約は通常一カ月程度と短いのですが、管理会社との契約は3ヵ月と
長い場合があるので、決済日の設定には注意が必要です。
買主は上場企業で社内規則が厳しく、最近は決済までに確認するが多くなり、
上記の管理契約や賃貸借契約の解除も厳しい期日管理が求められます。これら
の契約解除を通常は引渡日までに行えればよいのですが、契約日の一カ月前に
は解除しないと、今回の買主の場合は決済の社内稟議が通らないのです。
買主の社員と一緒に移動する機会があり、色々と情報交換させて頂きました。
買主は東証一部の上場企業なのですが、神奈川のほぼ全域を仕入れ担当2人で
カバーしているそうで、一カ月に課されているノルマの契約数の多さに驚いて
しまいました。
元々、仕入れ担当は現状の数倍はいたようなのですが、効率性を追求するうち
に、多くの仕入れ担当者は他部署に異動になったそうです。建売市場が頭打ち
になる中で、仕入れ担当を優秀な人間に絞るなどしてコスト削減(その分、
少人数で回すために仲介業者との決め事は細かく)し、その分高い買取価格を
提示して、多くの案件をこなすというビジネススタイルを徹底しているように
映りました。
弊社も規模の経済を追求するよりは、今のところ少数精鋭で現場を回すモデル
を目指しています。買主のビジネスモデルや仕入れ営業マンの能力を参考に
させて頂き、弊社も更なる飛躍が出来るよう準備していきたいと思います。
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