先日建売業者の仕入れ担当と意見交換をする機会がありました。今年の4月から前年を割り込む状況が続いており、一過性のものではないとのことでした。同業他社の大手も同様のことを言っていましたので、業界全体の傾向だと思います。
担当者の話では、ここ数年で不動産価格が上がってきたことに加え、販売も厳しくなっているとのことで、今後はグループ会社の統廃合もあるとのことでした。特に東京都内は競争が厳しく、2棟現場も珍しいそうです。
2018年の業績を見ると、前年比で減収減益でした。既にピークアウトの兆候は出ていたのが、今年度以降顕著になったということなのかもしれません。今後の収益源について質問したところ、海外市場を開拓するとのことで、東南アジアの親日国にターゲットを絞っているそうです。
しかし、巨大な国内市場の減速を補うには、経験のない海外市場の開拓では不十分であることは明白で、今後業績が急減速することは免れないように思えます。
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