首都圏の不動産売買に携わる傍ら、首都圏近郊の別荘の売買もお手伝いしています。
今は、長野県の飯山市にある別荘の売買を担当させて頂いており、8月上旬に契約
予定となりました。
別荘売買には独特のルールがあり、首都圏の売買時とは勝手が違ってきます。例を
挙げると、土地や建物の正確な測量を必要としないという点があります。売買価格
に対して土地や建物が広いため、登記簿謄本の数字と現況に差があったとしても、
問題視せずに購入するというケースが殆どです。(確定測量はしません。)
例えば、売買価格が300万円程度の物件を売買する際に、別荘は敷地が広い(例え
ば地積が1,000㎡)ので、確定測量も100万円程度と高くなります。すると、測量
費用が売買費用の3分の1にも達してしまい、売主の物件を売る気がなくなってし
まうのです。その他、建物の増築部分の測量と表題への登記費用なども含め、多く
の問題を抱えていることを承知で売買が成立します。
また、地目が農地の物件も多く、地目転用について十分な説明をしないと買主と
トラブルになる事もあります。
ある意味、別荘を売買される方は、細かいことを気にされない方か、物事を深く
理解できる方なのかもしれません。
別荘の売買は紅葉が終わる10月頃までがシーズンです。今年、別荘物件の売買に
係るのは2件目ですが、今後はもっと数を増やせていきたいと思います。
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