東京ミネルヴァ法律事務所が破産したというニュースを目にしました。積極的なCM
で印象の強い法律事務所という認識でしたが、コロナ禍であっさり倒産してしまった
イメージです。現在非常事態宣言が解除され、やや楽観ムードが拡がっていますが、
各事業セグメントでは業況が急速に悪化していることを感じました。
消費者金融に係る過払い金問題は、弁護士法人に多くの利益をもたらしたと思いま
すが、それらの事業も一巡し、新規事業を創出することが出来なかったこと等から、
今回の破綻に至ってしまった気がします。
発表されている情報は限られており、破綻の真相は不明ですが、規模の拡大という
ネット記事のワードが目に入りました。規模の拡大をする場合は、その分野が将来
にわたり成長することが必須ですが、現在の社会は変化が激しく、こういった変化を
充分に理解して準備することは容易ではありません。
だからと言って、変化をせずにいると、ミネルヴァ社のように業容が急速に悪化す
る際に、企業の存続が危うくなってしまいます。個人的にはこういった問題に対処
する一つの方法として、少数精鋭に徹することがあると思います。デジタル化、
リモートワークの進展、アウトソーシングの発達に伴い、金融・不動産業は従来に
も増して、少数精鋭モデルがあっている様に感じられます。
変化が激しく、適応するには骨が折れますが、無い知恵を絞って業務に邁進して
行こうと思います。
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