スルガ問題以降、多くの金融機関が一棟アパート投資に対する融資姿勢を引き締め
ました。以前は、どんな案件でもスルガに持ち込めば何とかなるといった雰囲気が
ありましたが、スルガを含め、スルガの様な融資姿勢であった金融機関の多くは、
融資について及び腰です。(というよりも、現在のローンの適正化で手一杯である
のかもしれません。)
現時点で最も融資を柔軟に行っていると噂されている、オリックス銀行の担当者と、
融資審査を進めている町田の物件について話し合いました。本物件は駅から徒歩圏
にあり、木造で築25年程度で満室稼働しています。
購入希望者様の条件のいくつかはオリックス銀行の希望に合わないのですが、現在
住宅ローンは完済されており、頭金も余計に入れられるので、ローン担当者との
交渉如何では審査が下りるのではないかと考えていました。しかし、結果は年収が
500万円を下回っていることを理由に、その他の条件が良くても融資は出来ないと
の回答でした。
個人的には住宅ローン残債を抱えた年収500万円の人より、完済している年収400
万円の人にお金を貸したほうが安心な気がしますが、多くの案件を裁くためにも
足切りラインを500万円に設定しているのかも知れません。
今一番貸している金融機関と聞いていたので、非常に残念でしたが、裏を返せば
それだけ融資が健全に行われているということになるのかも知れません。
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