建売業者向けに不動産を紹介すると、様々な反響があります。どの業者も土地を仕入れない
事には商売にならないので、基本的に購入したいというスタンスです。
どの業者も土地を割安に仕入れることが、自社の利益を最大化することに繋がるので、様々
な理由をつけては、土地を安く買おうとしてきます。
当初、口頭でいくらくらいという数字の提示を受け、弊社としてもある程度の売却価格目線
が決まったら仮測量を行います。その仮測量図を基に各社に正式な価格提示をお願いしてい
るのですが、この時に当初の提示額から大きく下げてくる業者がいます。
減額の理由として今まで聞いたものとしては、当初計画していた建売個数を確保できない、
(4棟現場になるはずが3棟現場になるなど)、当初計画していた区画割にならない(縦に
土地を割ることができず、旗竿状の土地出来てしまう。)、大手の業者が買い控えをする
など人気の無い地域である、周囲で有名な殺人事件が起きた等、様々です。
問い合わせるたびに見込み価格がどんどん下がる業者もあり、建売業者の会社文化や担当者
の仕事のやり方に振り回されてしまうことも多々あります。
上記の問題は複数の会社にヒアリングしていれば、嘘であることはすぐにわかります。
(或いは他社では減額につながらない些細な問題である。)
これらの嘘を真に受けてしまうと、本来売却できた価格を大幅に下回って土地を手放すこと
になります。(5千万円の物件でも1千万円以上も安く売ってしまうことになります。)
ワンルーム物件の売却と同様に、土地の売却についても信頼できる不動産業者に任せること
が大切だと思います。
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