日本不動産研究所は5月22日、2018年4月の不動産投資家調査を発表しました。
http://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2010/10/ceb95dbb30cf46f3eba1cd2c005ac691.pdf
この調査は、日本を代表するプロの不動産業者に地域別、資産クラス別の期待利回り、不動産市場のサイクル等についてアンケートした結果をまとめたものです。
中でも市場サイクルについてのアンケート結果は、不動産市況を理解する上で非常に有用で、プロの不動産業者のプレゼン資料にも頻繁に使用されています。今回は東京・大阪の不動産市場はピークであると考える投資家が約7割もいるとの結果でした。
今後日本の不動産市場が崩れる要素として可能性が高いのは、米国経済の腰折れ、米国FRBの過度な利上げが挙げられていましたが、最近は米国10年国債は3%を越えてきており、十分日本の不動産などには投資しなくてもいい水準まで金利の上昇は起きている気がします。。。
同調査結果からもわかりますが、多くの不動産業界関係者は現在の不動産価格を高すぎると感じています。現にS&Pの先進国REIT指数は、米国の金利上昇などを背景に大きく下落しています。
丸の内のAクラスビルの期待利回りは3.5%です。私は米国債が3%の利回りの方が魅力的に見えます。オンライン証券口座を開いて自分で購入すれば、購入コストも殆どゼロです。
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