5月7日付の朝日新聞DIGITALによると、シェアハウス投資で損害を被ったオーナーらの被害弁護団が不動産業者とS銀行との会話を公開したしたそうです。会話の内容はS銀行が数字を改ざんできる業者を紹介するというもので、弁護団はこれが不正関与の証拠であると主張しており、今後の動向が注目されます。//www.asahi.com/articles/ASL5751FGL57UUPI001.html?ref=newspicks
私も元銀行勤務ですが、銀行業界ではS銀行のいかがわしさは有名でした。過去にも多くの問題融資案件を手掛けています。銀行勤務当時の所属部署では長期の不動産投資のシュミレーションも手がけましたが、昨今のサブリース契約の多くは将来的に非常に厳しくなるという見方が支配的でした。不動産投資の分析は、企業分析などに比べると単純で、銀行に入るような人材はこの手の分析は得意です。今回のかぼちゃの馬車問題が法的に問題があると判断されるかは別として、個人的にはS銀行の融資担当者は投資案件(本人に返済能力があったとしても)として問題があると認識していた可能性は高いと思います。
今後はシェアハウス投資にとどまらず、アパート投資の破たんなどが増え、サブリース問題は深刻化する気がします。カチタスの創業者、須田先生ではないですが、私も即刻売却が正しい選択肢だと思います。
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