先日に引き続き、電柱の移設について、東京電力の子会社の担当者と詳細に打合せ
を行いました。
結論からすると、他人の敷地へ移設をすることのハードルは極めて高く、支線を
撤去することも不可能とのことでした。支線と電柱の距離を狭くするということも
可能なのですが、最低限2.5mの距離を確保しなくてはならず、今回のケースでは
殆ど現状と変わらない状態になるのでこの度は他の方法を選択することになりそう
です。
最終的に残された方法は、支線の要らない電柱を自分の敷地内(現在電線が建って
いる場所の付近)に建てるというものです。この場合、電柱の建て替え費用は東電
で負担するので、土地所有者が負担する費用は支線の撤去費用に限られるとのこと
でした。
電柱を自分の敷地内に建てたとしても、電線が自分の敷地や他人の敷地を越境しな
いように設計することが出来るとのことで、差し当たり大きなデメリットは見受け
られませんでした。(窓が電線でふさがれないようにするなどの配慮は必要です。)
また、自分の敷地を東電に貸し出すかたちになるので、年間1500円の借地料金を
貰えるそうです。
今回は問題なく話がまとまると思いますが、地形や電柱の状態によっては気を付け
ないと大きな失敗に繋がる気がしました。この分野もしっかり経験を積んでお客様
に適切なアドバイスが出来るよう努力しようと思います。
コメント