不動産の資産クラスは、住居(レジデンス)、オフィス、商業施設、ホテル、物流、
ヘルスケアに大きく分類することができます。
このうち、商業施設、ホテル、物流、ヘルスケアなどは、運営者(オペレーター)の
能力で大きく収益が変わることからオペレーショナルアセットと呼ばれています。
住居は、一旦借主が入居すれば退去するまであまり手がかからないのに対し、ホテル
や商業施設の運営は、季節ごとに様々なキャンペーンを企画したり、飲食の面も工夫
したりなど、年間を通じて気をぬくことができません。客足が遠のいて破綻した旅館の
話などよく耳にしますが、インターネットの発達も相まって、生き馬の目をぬくような
業界なのではないかと思ってしまいます。
オペレーショナルアセットは、リーマンショックの際にリスク回避の動きから投げ売り
が目立ちました。しかし、今は資産クラスに対する投資家の理解も深まり、J-REITでも
オペレーショナルアセットに投資をする銘柄が増えています。
最近では先進的物流施設(eコマース向け)やヘルスケアといった、新しい分野も発達
して、不動産投資市場は多様化が進んでいます。
個人的には先進的物流施設を扱うJ-REITが気になっています。テナントとの契約期間が
10年にも及ぶ場合があり、長期にわたって安定した収入が見込めるからです。
(テナントの多くは大手eコマース業者。)
<先進的物流施設について>
https://www.glprop.co.jp/glpの施設/先進的物流施設とは
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