不動産の情報に目を通していると、値付けが間違っているのではという案件に
良く出会います。これは個人向けの中古マンションから、投資家向けの一棟
収益アパートに至るまで同じです。
取引のからくりを理解していれば割高に買う必要がないにも関わらず、適当な
情報を信じてしまったり、強引な営業マンの押しに負けてしまったりして物件
を売買してしまうのです。
さくら事務所の長島修先生によると、中古マンションの取引を例に挙げると、
管理会社の質が価格に織り込まれていない(海外では重要な評価指標)ことは
大きな問題で、今後は管理会社・組合の質を分析する会社が出てくるだろう
とのことです。
マンションは管理を買えという格言があり、実際にどのように判断するかに
ついて解説しているページもありますが、不動産業界になじみがない方々に
とってはそれでも分かりにくいことである事は間違いありません。
その他、どの分譲会社がどの時期に施行した物件なのか、気に入った景観や
周辺環境が将来にわたって維持されるのかといった点も、非常に重要です。
不動産の売買コストは売主・買主が双方3%かかりますし、取得税や登録
免許税等の諸費用もばかにならないので、出来るだけ売買の頻度は抑えた方
がよいのは明白です。従って、後々も満足出来る、身の丈にあう物件を取得
し、出来れば一生住み続けることに越したことはありません。
幸いにも、弊社では多くの案件を手掛けるうちに、本当に良いマンションは
どの様なものかというデータが蓄積されてきました。今後はこの様な物件に
的を絞り、チラシを作成してみようとも考えています。
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