時事通信社の発表によると、複数の大手行より7月末時点の住宅ローンが上昇しました。先日10年国債の金利が急上昇したことが背景にあります。
//www.msn.com/ja-jp/money/news/%ef%bc%91%ef%bc%90年固定、りそなが上げ%ef%bc%9d%ef%bc%98月の住宅ローン金利%ef%bc%8d大手行/ar-BBLiQqV
りそなの優遇金利が0.05%上昇とありますが、この水準がローン返済額に与える影響は微々たるものです。株式市場への影響も限定的であったことから、今後金利が急上昇するような事態を市場関係者が予想しているわけではなさそうです。
過去は日本が借金苦で破綻するとか、ハイパーインフレがおこるとかで、金利の急上昇を憂う論調も見られましたが、現在では日本の財政が他の先進国と比較して健全である(資産が多い)との理解が拡がり、上のような考え方は減って行った様に感じます。長期国債の金利が低位で安定しているので、変動金利で住宅ローンを組むことに抵抗が無くなっていったような気もします。
今後も人口減少を背景に景気に対する不透明感も高いことから、とても金融政策の出口を迎える状況ではないため、金利は低位にとどまり続け、住宅ローンの金利についても、過度に悲観する必要はないと思います。
コメント